断熱・防音材料|EV電池・エンジン・モーター向けの紙の断熱材

紙で炎を止める。EV電池・エンジン向けの断熱・防音材料。

セキネシール工業は、自動車エンジン用の断熱・防音材「AF1902」(標準使用温度800℃)から、EV電池の熱暴走対策に向けた新開発「断熱紙」(UL94 V-0相当、熱伝導率0.057 W/m・K)まで、紙ならではの断熱材を展開。

発火しない、軽量、加工自在。セラミックファイバー系材料からの置き換え提案も承ります。

EV時代の安全性に、1300年の抄紙技術で応えます。

こんな課題に応えます

EV電池の熱暴走対策

EV電池の熱暴走対策

セル間の延焼防止、モジュール間の断熱。UL94 V-0相当の難燃性能で、バッテリーパックの安全性向上に貢献します。

エンジン・モーター周辺の高温対策

エンジン・モーター周辺の高温対策

800℃対応の量産品で、エキマニカバー・ヒートシールド・モーター生産用断熱など、自動車・産業用途に幅広く採用されています。

セラミックファイバーからの置き換え

セラミックファイバーからの置き換え

がん原性物質を含まない安全な断熱材として、セラミックファイバー(RCF)からの置き換えをご提案。加工性・軽量性も向上します。

断熱材ラインナップ

AF1902

AF1902(量産品)

特殊耐熱繊維とガラス繊維、無機質補強材から構成される、自動車エンジン用の断熱・防音材。標準使用温度800℃に対応し、エキマニカバー・ヒートシールド等で長年の実績があります。

主な物性
・標準使用温度範囲:800℃
・熱伝導率:0.17 W/m・K
・厚さ:1.0 mm

断熱紙

断熱紙(開発品)

特殊耐熱繊維と無機質補強材を配合した、EV電池・家電向けの新開発断熱紙。UL94 V-0相当の難燃性、熱伝導率0.057 W/m・K、がん原性物質非含有の安全性を実現します。

主な物性
・熱伝導率:0.057 W/m・K(P=1.0MPa)
・厚さ:0.75 mm / 坪量:248 g/m²
・難燃性:V-0相当(UL-94)

物性比較

項目AF1902(量産品)断熱紙(開発品)備考
厚さ1.0 mm0.75 mm
かさ比重1.0
坪量248 g/m²
熱伝導率0.17 W/m・K0.057 W/m・K断熱紙はP=1.0MPa
ASTM D5470
引張強さ2.0 MPa
圧縮率/復元率21% / 30%AF1902はP=6.9MPa
強熱減量14 %10 %850℃×1h
湿分1 %
標準使用温度範囲800℃
難燃性V-0 相当UL-94
がん原性物質非含有

※上記数値は代表値で、規格値ではありません。

接炎時の挙動

接炎しても、自己消火

バーナーで直接炎を当てても、燃え広がらず自己消火する難燃性能を実現。UL94 V-0相当の評価で、EV電池の延焼防止用途に求められる安全性能を満たします。

紙でつくる、EV時代の安全性

セラミックファイバー系断熱材で課題となっていた「がん原性物質の含有」を回避しながら、優れた断熱性能と難燃性を両立。リチウムイオン電池の熱暴走対策として、新しい選択肢を提案します。

パッケージング、加工形状、サイズなど、お客様の用途に合わせたカスタマイズもご相談いただけます。

採用が期待される用途

EV・HVバッテリー

EV・HVバッテリー

リチウムイオン電池のセル間延焼防止、モジュール間断熱、ECU周辺の熱マネジメント。バッテリーパック内部の安全性向上に貢献します。

自動車エンジン

自動車エンジン

エキマニカバー、ヒートシールド、エンジンルーム周辺の断熱・遮熱。800℃対応のAF1902が長年の量産実績で支えます。

産業用モーター・変圧器

産業用モーター・変圧器

モーター生産用断熱(金型用)、トランス用断熱材、産業機械の高温配管周辺・防音材として広く採用されています。

セキネシール工業が選ばれる理由

原料配合ノウハウ

原料配合ノウハウ

特殊繊維・難燃剤・バインダーの最適配合。耐熱・放熱・絶縁・難燃の機能バランスを、用途に合わせて設計します。

加工性と小ロット対応

加工性と小ロット対応

プレス・打ち抜き・含浸など多様な後加工に対応。サンプル試作から量産展開まで、開発フェーズに応じた供給体制。

1300年の抄紙技術

1300年の抄紙技術

UNESCO登録「小川和紙」の伝統技術を継承。原料配合から抄紙、表面処理、立体成型まで、一貫した社内開発体制。

ご相談の流れ

1

お問い合わせ

まずは、お問い合せフォームより何でもお気軽にお問い合せ下さい。新製品開発・共同開発のご相談から既存品のお問い合せも承っております。

2

既存品の選定、新規配合

お客様のご要望(用途、機能、予算、納期など)に合わせて、当社が考える最適な仕様をご提案致します。

3

ラボ評価

ご要望に合った素材が製造可能かラボ評価を行います。

4

量産機試作

量産機を用いて試作を行います。

5

量産・納品

量産を開始し、お客様へ納入致します。

共同開発・サンプル提供を承っています

AF1902・断熱紙のサンプル請求、技術相談、共同開発のご提案など、お気軽にご連絡ください。セラミックファイバーからの置き換え検討、RoHS・REACH等の含有物質情報もご提供可能です。

よくあるご質問

Q. AF1902と断熱紙の違いは何ですか?

AF1902は自動車エンジン用の量産品で、標準使用温度800℃に対応し、エキマニカバー・ヒートシールド等で長年の実績があります。一方、断熱紙は新規開発品で、熱伝導率0.057 W/m・Kとさらに優れた断熱性能、UL94 V-0相当の難燃性、がん原性物質非含有の安全性を実現。EV電池の熱暴走対策・家電の熱マネジメントなど、より高度な要求性能を求められる用途を想定しています。

Q. 「がん原性物質非含有」とは具体的に何を指しますか?

耐火セラミック繊維(RCF: Refractory Ceramic Fiber)など、IARC(国際がん研究機関)で発がん性が分類されている繊維材料を使用していないことを意味します。RCFは欧州を中心に規制が進んでおり、代替材料への置き換えが世界的に進行中です。当社の断熱紙は、こうした懸念物質を含まない安全な構成を実現しています。

Q. UL94 V-0相当とは何ですか?

UL94は米国UL社が定めるプラスチック材料の難燃性試験規格で、V-0は最も厳しい難燃性レベルの1つです。垂直試験で着火源を除去後10秒以内に消火し、燃焼物が落下しないことが求められます。本製品は試験において、V-0相当の難燃性能を確認しており、接炎しても自己消火する挙動を確認しています。正式なUL認証の取得については、お客様の用途に応じてご相談ください。

Q. セラミックファイバーやマイカからの置き換えは可能ですか?

EV電池の熱暴走対策において、セラミックファイバー(RCF)からの置き換え検討のご相談を多数いただいております。当社の断熱紙は、加工性(打ち抜き・プレス・含浸)、軽量性、安全性(がん原性物質非含有)を備えながら、UL94 V-0相当の難燃性能と熱伝導率0.057 W/m・Kの断熱性能を実現。お客様の用途・要求性能に応じて、最適な仕様をご提案いたします。

Q. サンプル提供・少量試作はできますか?

はい、可能です。お客様の用途・要求性能に応じて、サンプルの提供または少量試作を承っております。厚み・サイズ・物性のカスタマイズもご相談いただけます。お問い合わせフォームよりご連絡ください。

Q. RoHS・REACH等の環境規制に対応していますか?

はい、RoHS指令およびREACH規則に対応しております。含有物質情報・規制適合に関する書類は、お問い合わせいただければご提供可能です。